特別栽培米とは?農薬が少ないお米の基準を農家が解説

「特別栽培米」という言葉を見かけたことはあるでしょうか。有機野菜のように「なんとなく体によさそう」というイメージはあっても、具体的に何がどう違うのかはわかりにくいものです。

農家として実際に特別栽培米を育てている立場から、基準と実態をそのままお伝えします。


特別栽培米とは

農林水産省が定めた「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に基づくお米のことです。

条件はシンプルで、次の2つを同時に満たす栽培方法で育てたものが「特別栽培米」と表示できます。

  • 節減対象農薬の使用回数が、その地域の慣行(一般的な栽培)と比べて5割以下であること
  • 化学肥料の窒素成分量が、同じく慣行と比べて5割以下であること

特別栽培米の表示が意味すること

農林水産省のガイドラインに基づく「特別栽培米」には、明確な表示義務があります。農薬の節減割合・化学肥料の節減割合を袋に記載することが定められており、何をどれだけ減らしたかが、購入前に確認できます。

曖昧な言葉ではなく、具体的な数字で語れるお米——それが特別栽培米の基準です。


私たちの特別栽培米について

新潟県西蒲区の田んぼで育てる私たちのコシヒカリは、農薬の使用回数を新潟県当地比で7割減、化学肥料(窒素成分)を6割減に抑えています。いずれも特別栽培米の基準(5割以下)を上回る削減です。

農薬は育苗期に1回、田植え後に1回——合計2回のみです。化学肥料を減らした分は、有機肥料で補っています。土への負荷を減らしながら、稲に必要な栄養を届ける栽培方法です。


農薬を減らすと、なにが変わるか

農薬を減らすほど、栽培の手間は増えます。特に除草は、農薬に頼れないぶん丁寧に対応する必要があります。それでもこの方法を続けているのは、土と稲に余分な負荷をかけずに育てたお米の味が、長年食べてきた私たちには明らかにわかるからです。

田んぼに生きものが戻ってくる、というのも実感としてあります。農薬を抑えた田んぼには、カエルやトンボが自然と集まります。越後平野の生態系の中で育つお米、といえるかもしれません。


私たちのお米については、商品ページからご覧いただけます。

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